2003年12月09日

日の丸、イラクの地に

いやはや、、、やっぱりと言う感じで。


今日、臨時閣議にて、イラクへの自衛隊派遣に対する基本計画が承認された。
まだ、イラクに行くとは決まっているわけではないが、
ここまでくると、8割方、行くことは決まったという感じですね。


しっかし、そこまでしてイラクの地に日の丸の旗を掲げたいのでしょうか?
あまりに強引なので、呆れるというか情けないというか、
あいた口がふさがらないというか、正直、なんにも言葉が思い浮かびません。


なんか、戦後60年の虐げられた想いを、ここぞとばかりにはらそうとしているという
感じにも見えるし、二人の外交官の死を理由にしたり、「日本の精神が試されるとき」と
言ってみたり。
この前の亡くなった外交官の追悼式での首相の演説内容や2階級特進決定の話を聞いて、
背筋が冷たくなったよ。
正直、怖いです。


「イラク人による、イラク人のための、イラク人の復興、そのための支援だ」と言いつつ、
「日米同盟」という言葉がやけに大きく響いてくる。

首相曰く、「戦争にいくんじゃない、人道支援だ」って、
イラクの人たちがちゃんとした情報が手に入るならそんなことがいえるかもしれないが、
今は、そんな情報なんて入らないし、軍服きてりゃ、戦争に来たとしか
見てくれないって。
どこまで、外交音痴なんだか、この人たちは。


私が反対といっているのは、自衛隊の人たちを危険にさらしたくないとか、
劣化ウラン弾があるからとか、法律や憲法に反しているとか、そんなことだけではないです。


旧フセイン政権の相手は、明らかにアメリカと
それに追従する各国の軍隊や文民なのだから、そこへ
軍隊を派遣するということは、「打倒、アメリカ帝国軍」という
大儀の餌を彼らに与えるだけ。

軍隊がいなくなれば、旧フセイン政権が復活すると危惧している人もいるみたいだが、
今のイラクの国民は、誰も旧フセイン政権の復活は望んでいないし、
実際、8割以上の人はそんなことは考えていないという調査結果もある。

この結果からしても、
もし、各国の軍隊を撤退させれば、間違いなくテロ組織や旧フセイン政権の
存在の大儀は消滅。だれからも支持を得られなくなり、消滅するしかない。

軍隊はいるうちは、悪循環を生み出し、いつまでたっても戦争を引きずり、
まず、復興なんて到底できない。
だから、日本は自衛隊派遣ではなく、軍隊の早期撤退を各国に要請し、
民間による支援をバックアップする体制を
作っていくことが、本当の意味での「人道支援」なのではないかと思うのです。


これで、アフガン支援も延期だな。

アフガンの人も、イラク戦争に関しては、かなり、いらついていることは事実で、
アメリカに反感を抱いていることも事実。
日本のNGOが、アフガンで支援できるのは、あくまで、直接的な軍事支援を日本が
しなかったから。

もし、イラクに自衛隊が行ったら確実、日本のNGOは危険にさらされるので
近寄れないし、アフガンから追い出されることは間違い無しだし。

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