2005年07月26日

モノ作りに本当に必要なこと

[KDDI]子会社ツーカー3社を吸収合併(毎日新聞)

いや、、、、ずっとウワサ先行でこの話が出たり引っ込んだりしていたけど、ついに、この時が来てしまったっていう感じですね。。。。。

私は、6年ぐらい前に携帯電話を持ち始めてからずっとツーカーを使っている。
なんだったか忘れたけど、契約料無料、本体無料という景品に当たったのがキッカケ。

携帯電話を持ち始めた昔はそれほどでも無かったけど、最近は衰退しまくっているのか、街角に立っているアンテナの量も少ないのか、電波の繋がりが悪く、肝心な使いたい場所では使えないというちょっとヤヴァイ状況に近かったのだけど、、、でも、なんか愛着があって、ずっとツーカーの携帯を使っています。

なぜかというと・・・・「どんなに小さなニーズさえも、大切にして目を向けてくれるから」・・・・

私が今使っている携帯は、これの色違いのシルバー「TS41」↓

ts41_p.gif

1年半前にかなり話題になり、CMとかでも見たことがある人がいるかもしれませんが、骨伝導スピーカー付きの携帯電話です。
要は、耳の鼓膜を通じて聞こえるのではなく、頭蓋骨の振動を通じて音が聞こえるというもの。

「なんだ、そんなもの・・・それがどうした??」

という人がほとんどかもしれないが、私の様に、なんかしらの病気で重度の難聴の方や聴覚障害者の方にとっては夢の様な商品なんです。

普通の固定電話機とかなら骨伝導スピーカーを採用したものは以前からあったけど携帯電話では一切ありませんでした。
その中で世界で初めて売り出されたのがこの「TS41」

私は、このCMをTVで見たときは「よっしゃ~!!!!待ってました~!!!!!!」という感じで、発売日になった日に即座に機種変更手続きをしました。
今までの携帯電話では聞こえづらくて、かなり苦労してきた私にとっては、この携帯電話の骨伝導スピーカーからはっきりと聞こえる人の声には、涙が出てくるぐらい嬉しかったのを覚えています。
さすが、ツーカー!!っていう感じで。。。。たぶん、私と同じ思いをしていた人はたくさんいるのではないでしょうか?

ツーカーは、この他にも液晶パネルなど一切取っ払ったボタンだけの携帯電話なども開発し売り出しています。
これも、シニアの方々には喜ばれ、ツーカーへの契約切換が大幅にアップしていたそうです。
この骨伝導スピーカー付きの携帯が売り出した時も、飛躍的に契約数が増えたそうです。


私の父は、ある大手の携帯電話会社向けの端末を作っている電子機器メーカーに勤めているのですが、曰く、

「こういう機種は、縛りのないツーカーだからやれること。他の会社では絶対に出来ない。」

他の大手携帯電話会社だとメーカー側に「新機種は必ずカメラ付きであること」という風に機能を要求してくるため、カメラ付きではない機種は許してくれないことがほとんどなんだそうです(一部のコンセプト商品は除く)。
骨伝導スピーカーは、その構造上、どうしてもスピーカー自体が大きくなってしまうので、カメラをつけるスペースがない。
だから、そういう「メーカー側からの機能要求」がなく、メーカー側の自由なコンセプトの元で開発できるツーカーでしか、こういうものは開発・製造・販売ができないんだそうで。。。。。。なるほどね。。。。。。結局、「ユーザーがどうだ」ではなく「企業の利益の損得」でしかないわけね。

下はツーカーのWebに書いてある一文です。

------------

突然ですが、ケータイで動画が見られるって、そんなにうれしいことですか?次世代ケータイは、本当に本当に、必要でしょうか?ツーカーは、次世代へは行きません。動画が見られるケータイはつくりません。「ケータイにとっていちばん大切なことはなんだろう?」考えぬいた末に、きちんと話せてメールができれば十分だという結論に達したからです(実際、ケータイを使っている人のうち7割が、そう思っているそうです[当社調べ])。だから、それ以外の機能やサービスのための余計な設備投資はしません。一切しません。そのぶん、もっとつながりやすくするために、もっとクリアな音質のために、スマートでユニークなデザインのために、料金を少しでもお安くするために、そして、いつもツーカーをお使いいただいているお客さまへのサービス向上のために、すべての資金・人材・時間を投入していきます。機能をシンプルに。デザインをシンプルに。料金をシンプルに。サービスをシンプルに。余計なもの、無駄なものをそぎ落としたところにある美しさを追求し、ご提案していきます。ツーカー、私たちはケータイをシンプルにする会社です。

-------------

以前、ダウンタウンの松本人志さんがドアップで熱弁しているCMとか、新聞広告や電車のつり広告で賞を取ったりして有名になりました。

私は、こういう眼差しでユーザーのことをちゃんと考えられる企業こそが、本当に「人に優しい」モノを作り出せるメーカーだと感じてしまいます。
最先端の技術力だとか、本来はそんなものではないです。

本当に人にとって必要なモノはなにか。
KDDIさんも、このあたりを本当に考えながら、モノを作っていって欲しいです。
今回の吸収合併は経営効率が目的らしいですが、お客さんはあくまで「人」であることを忘れないで欲しい。
本当にそう思います。


まぁ、利益の損得のことしか頭にない某ソ○ト○ンクに買収されるよりは、ずっとマシだと思ったけどねぇ。。。(ーー;)
以前、このウワサがマスコミで流れた時は、ほんと、どうしてくれようかと、ドッと滝のような冷や汗が出たのを覚えています(笑)

写真:ツーカーセルラー
    TS41

trackbacks

trackbackURL:

comments

私もツーカーユーザーたったり・・・。

  • 娘々
  • 2005年07月26日 16:22

 そうでしたか にぽちゃんには骨伝導の携帯が本当に必要だったわけですね  私も長いことツーカーを使っていました おそらく判官びいきで使っていたのだと思います

 いいものが残れないという話では今は昔の話になりますがソニーのベータがあります
1977年ころですかベータがでて最後まで
業界をリードしてきたはずなのに負けてしまって・・・ 小さくて性能がいいのに8時間録画できないばっかりに

このことがトラウマになって未だに私はDVDが
買えない状態です

  • うっちー
  • 2005年07月26日 23:17

あ、いた。ツーカーユーザー(笑)
たぶん、もうすぐ、天然記念物になると思う。。。

うっちー、DVDもなんか怪しいねぇ。
最近、やっと、規格統合の道が出来た感じではあるけど、まだまだ、イバラの道なんだそうな。
企業同士のメンツのぶつかり合いばかりで、ユーザーの立場なんてほったらかしだし。。。。

  • にぽぽ
  • 2005年07月26日 23:28

ウチの父もツーカーユーザーです。
大表示で操作が楽で良いと言っています。

  • vin
  • 2005年07月27日 05:23
comment form
comment form