2007年8月29日

繋がりの中で(『ミヨリの森』をみて)

昨日は、夜から雨。
たしか、皆既月食だったんだよね?
東京では、これじゃ無理だよなって思って、見なかったのだけど。

でも、恵みの雨だよね。

雨があるから私たちは生きていける。水の循環と共に、私たちの命も循環している。

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昨日の夜は、フジテレビ系列でやっていた「ミヨリの森」をみた。最近、HDDビデオに撮ってるけどほったらかしになっていたり、映画のDVD以外で集中してテレビを見るっていうことをしていなかったので、久しぶりに気合いいれてみてみました。

作品としての評価は、前から聞いていた原作のかなり好感触な前評判の内容とは異なっていたし、荒削りになっていたので、ちょっと「?」だったけど(ラストは単なる”善悪もの”の二者選択論になってしまっていることが、、、、。テレビ用に編集したのだろうし子ども向けにしているようなので仕方ないのですが)、それでも、気持ちの良い作品であったのは確かでした。


都会暮らしの雑踏の中で、心を閉ざしきってしまった女の子が、親に半ば見捨てられてしまい、田舎に引き取られていく。その田舎の自然に触れ、精霊たちに見守られていく内に、人と人、人と自然の繋がりを取り戻し、成長していくっていうお話。


アイヌには、太陽や雲、土、水、空気、火、海、山、川、木、花、動物はもちろんのこと、雨や風や霧などにも神様はいると信じられているので、今回のアニメは、そのものだよね。そして、これが、本当の姿でもある。

人は、自然という精霊たちに生かされ、精霊たちと共に歩み、精霊たちと共に生きている。


作品の中でもいっていたけど、なんで、ここまで個々の”繋がり”というものが欠落してしまう世の中になってしまったのだろうかって、そう思う。人、そして、自然(精霊)。元々”同じ”仲間であり、同じ流れ、循環の中で生きていた。どれ一つとして欠けても世界は成り立たない。世界は全ての命が不可欠なもので、全ての命がその役割の中で生き、全ての命があるから今が成り立っている。このアニメに出てくる精霊たちも、全て、その役割の中で生きていた。人間だって、そう、”精霊”なんだ。

でも、いつの間にか、世界が二分されてしまった。二分どころか、いくつもに分かれ始めた。人間同士だって、立場や人種、宗教、価値観で分かれてしまっている。

なぜ、なんだろうって、ほんと、そう思う。

全てが一つの中で生まれ、一つの中で生き、一つの中で死んでいき、一つの中に帰って行く。その流れが自然であり、それが在るべき姿なのに・・・・・。


私は、「自然を守る」という言葉を使うのが嫌い。わかりやすく言うためにたまに使ってしまうけど、実は、使いたくない表現の一つ。この表現、「自然」と「人」が”一つ”ではなく”人”が上に立ったような言い方だから、どうしても、世界が二分されてしまった根本的な現状と、何も変わりはないように思ってしまう。

”人”と”自然”は、元来、同等価値があり同じ所にいるはず。だから、どちらかというと「自然と共に生きる」とか「支え合う」という言い方の方が良いのかなってそう思う。もちろん、これも完璧な表現ではないけどもね。こういう多次元的な世界観を言葉で表すとほんと難しいですが。


今、この記事を書いていて、ふっと思い出したんだけど、10年ぐらい前だったかな・・・・まだ、ネット仲間でつるんでいただけのころ、そのネットを通して連絡をくれた人に、突然、問いかけられたことがある。今回の日記に書いたような世界観を。そして、このことを多くに伝えて欲しいし、この先、一寸先も見えない暗闇が訪れても、その暗闇を明るく照らす光る翼になって生きる希望を与え続けていって欲しいって。

それを伝えたとたん、その人とは音信不通になってしまい、なんとも不思議な出会いだったし、その頃は、スピリチュアルとかのかじり始めの時で、よくわかんなかったけど、でも、今は、すごくわかった気がする。自分の役割と共に、何が大切かを。言葉では、ほんと難しいけど、、、、でも、そのことを少しずつ伝えていきたいって、そう思うし、そう思わせてくれるアニメだったって、そう思います。


やっぱり、原作本、購入しよう。もう少し、この「ミヨリの森」の世界に浸ってみたい。それを読んだら、この続きも書いてみたい。


余談:
この作品の監督、ジブリや時かけの美術監督していた人なんだね。リアルな表現をしていたので、映像も音楽もきれいでした。声優は・・・・・タレントの寄せ集めでイマイチ。元(?)アニメオタクなんで、結構、こういうの重要(笑)

ミヨリの森:http://wwwz.fujitv.co.jp/miyori/
wikipedia:こちらをクリック
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~・~・~☆お知らせ☆~・~・~

映画『日本の青空』自主上映会@八王子

9/20 八王子のいちょうホールにて、鈴木安蔵氏という実在の憲法学者を主人公に日本国憲法が出来た経緯を戦前から戦後にかけてドラマティックに描いた映画『日本の青空』の自主上映会を開きます。日本国憲法に託した日本人の平和への想いを、是非、見に来てくださいね☆

http://www.deep-eco.org/myblog/archives/2007/08/post_746.html

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