2009年1月18日

アムネスティフィルムフェスティバル2009

今日は、アムネスティフィルムフェスティバル2009(http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1950)に行ってきました。
これからも、自分の言葉で「伝える」ことをしていくには、今の現状をちゃんと知っておかないと、伝わることも伝わらないと思うし。
こういうアップデートもしていかないと。
でも、、、いや、、、、1日で一気に見る映画の内容じゃないって、、、、、、(笑)

「免田栄 獄中の生」
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1954
えん罪による死刑囚となってしまった免田さんが綴った手紙を元に撮影された記録映画。
免田さん本人とドキュメンタリー映画でおなじみの森達也監督との対談もあり。
対談でも言っていたけど、「人を殺すという行為に対して、死を持っても、生を持っても、償うことは出来ない」という言葉が示すように、人が人を本当に裁けるのだろうかと考え込んでしまう映画でした。今年から始まる陪審員制度。「死刑」をも裁けるのは日本だけだそうです。
私は「命」を裁けるのだろうか。正直、ムリです。

「にくのひと」
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1955
前に「いのちの食べ方」っていう映画があったけど、視点としては森達也監督が書いた「いのちの食べ方」という本の方かな。
どうやって食肉が食卓に運ばれていくかを、と殺場に働く人々を中心にして描いたドキュメンタリー映画。
映画「いのちの食べ方」にもあった「命を頂く」という視点だけでなく、と殺場付近に存在している様々な「差別」なども含め、そこで働いている方々が持っている想いなど、色々な視点からもアプローチが成されていて、思っている以上に、かなり深い内容でした。
思わずのけぞりそうな映像もしっかりと映し出されていたけど、それを黙々と作業している人々の想いもしっかりと描かれていて、、、、「この人たちがいてくれたから、この牛がいてくれたから、私は食にありつけ、今まで生かされてきたんだ」って感じたら、、、手を合わせて「本当に、本当にありがとう」という「感謝」の言葉で心が一杯になって、最後の方は涙が止まりませんでした。
食や命の部分だけでなく、いろんな角度の切り口も描かれていて、私は映画「いのちの食べ方」よりも「にくのひと」の方がよかったように思う。

「アンナへの手紙」
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1956
チェチェン紛争。
これも、日本じゃほとんど報道されず、何千人、何万人ものチェチェン人が命を奪われていったかわからないけど、その悲惨な状況を報道し続けたジャーナリストが暗殺されるまでを追い続けたドキュメンタリー映画。
私自身もチェチェン問題を軽く見ていたところが多かったけど、今のパレスチナどころじゃない状況がそこにあるという事実。
旧ソ連の暗黒の時代に逆戻りしてしまったロシア。
それに翻弄されるチェチェン。
それに死をも恐れず、真っ向から立ち向かっていったジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤ氏。
人は、あるときには残酷になるけれど、あるときには他人のために自分の命を張ってでも真っ向から戦いに挑める、、、すごいな、、、、人ってすごい、、
知らなすぎたチェチェン問題に触れて、私は反省してしまったけど、人という生き物の底知れない強さを垣間見て、そちらの方にも心を揺さぶられました。

「刑法175条」
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1957
「刑法175条」とは同性愛者を犯罪者として見なすためのドイツにあった法律。
ナチスドイツが、それを利用して同性愛者をどうやって迫害していったかを描いたドキュメンタリー。
ユダヤ人や政治犯への迫害ならわかるけど「同性愛者」などと言ったマイノリティーの人たちも迫害してきたのかと、かなり、ビックリでした。
しかも、何千人といた同性愛者が一斉に検挙されアウシュビッツなどに入れられて生き残ったのはわずか十数人であることも、この「刑法175条」は戦争が終わった後の1960年代まで続いていたことも、今もナチスドイツに迫害された犠牲者として正式に認定されていないことも知りませんでした。
しっかし、まぁ、、、、知らないことが多すぎる・・・・・。

「プロミス」
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1958
パレスチナ自治区やヨルダン川西岸のユダヤ人入植地、エルサレム近郊でのパレスチナ・イスラエル双方の子どもたち7人を取材したドキュメンタリー。
この映画は有名なドキュメンタリーなので見た人も多いはず。
私は始めてみたんだけど。。。。(汗)

911同時多発テロよりも前の話なので、今とは比べものにならないぐらいに穏やかな時の状況だけど、子どもたちの生の声に、胸を打つものが沢山ありました。
人それぞれの立場があり、ここでは書ききれないぐらいの深さで、お互いの憎悪や思惑が入り乱れている状態。
映画「にくのひと」の中に出ていたと殺場の所長さんも「差別」に対して同じ事を言っていたけど、余りに複雑に折り重なり入り組んでいて、どこを切っても問題が溢れ出てくる。
こんな状態の中で「和平」なんて、本当にあるんだろうかってそう思ってしまうけど。。。
でも、映画の中に出てくる子どもたちは、「相互理解」という形で憎悪さえも乗り越えようと必死に模索している。
大人は何をやっているんだろう、、、って思ってしまう。

今、行われているガザ地区への戦争・・・・・いや、ジェノサイドというべきか。
映画を見ていて、何をやっているんだろう、何をしているんだろう、、、と心が凄く痛かった。

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の3つの約束の地、エルサレム。
なぜ、3人の神さまは、同時に1つの地域を「約束の地」にしてしまったのだろう。
神さまのいたずらなのか。
それとも気まぐれなのか。
それとも単なる罠なのか。

神さまのいう「約束」って何?
何なの?
・・・映画の間、ずっと、そのことを考えていました。

・・・・そこへポーーーンと降ってきた。
・・・・あっ、そうか・・・・・。
この三人の神さまは、私たちに試練を与えたかったのかも。
肌も信念も宗教も違う人々が、同じ場所に集い、お互いを尊重しあい、相互理解によって、一つの国を作るという試練。

じゃ、「約束」って・・・
あっ、、、、、、、そういうことか。
「宇宙の約束」の話自体も山元加津子さんがエルサレムの土地を訪れた時の気づきなんだっけ。
http://www.eco-branch.com/goods/book-soranoyakusoku.htm
それをこの試練の中で気づけっていうことか。

ガザ地区で何人もの命が亡くなっている今、こんなスピリチュアルな話は、正直、不謹慎なことだし、あまりに複雑化していて、そんなことを言っていられないと思うのだけど。
でも、私たちがこの悲惨極まりない現状から学んで「求めなければならない答え」があるとしたら、そこなんだと映像のようにしっかりと感じて。。。。
その映像がバーンって頭に浮かんだら、ボロボロと涙が止まらなくなってしまいました。

神さまは、やっぱりいるのかも・・・・・
私たちを、気づきと成長させてくれるために。。。。
だったら、争っている場合じゃないって。。。ほんと。。。。


喜怒哀楽、いろんな想いに浸れる一日でした。
18日は、昼間、友人が紹介してくれたパレスチナ問題のイベントがあるので、そこに行ってきたいと思います。
自分なりに、しっかり、考えていきたいとそう思います。
その後、チーム『宇宙の約束』の今年最初のミーティングです。


アムネスティフフィルムフェスティバルは、18日もあります。
当日券も若干残っているみたいですので、お時間がある方は是非。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1950



この全く異種のように感じてしまう2つのイベントに携わっている意味がわかった。
    ↓
---------<お知らせ>-----------
2009/1/31『Link to Peace Vol.1 ~パレスチナを伝えたい~』in 八王子
http://www.deep-eco.org/infoblog/archives/2009/01/2008131_link_to_peace_vol1.html

2009/2/11『1/4の奇跡 ~本当のことだから~』自主上映会 in 千葉県市川市
http://www.deep-eco.org/infoblog/archives/2009/01/_in_1.html