2009年8月15日
『この世界の片隅に』
『この世界の片隅に』



前から気になっていたマンガ。
『夕凪の街 桜の国』を書いた、こうの史代さんの作品。
電子書籍で手に入れて、じっくりと読んでみた。
あの時代にも、人という温かさがあったこと。
普通の生活があったこと。
笑いがあり、笑顔があったこと。
平和ってなんだろう。
幸せってんだろう。
あの不自由で、不条理な時代にも、平和があり、幸せがあったんじゃないだろうか。
本当の平和や幸せって、今よりもあの頃の方があったのかもしれない。
戦争というと、何か悲惨な事ばかりが目につく作品が多いけれど、この作品では、その過酷な生活の中にもあった平穏で心通わす生活を中心にしっかりと描いていた。
もちろん、食べ物が無かったり、空襲や原爆などで数え切れないほどの人が多く亡くなったりもした。
でも、その先にはきっと平和があるんだと”戦争”というものを信じ、今は苦しくとも、笑って生き抜こうと懸命になっていた人たちも多くいたのは、確かだとそう思う。
昔、学校の授業で、戦争を題材にした授業があり、いかにも「戦争は過ちです。やってはいけません。」と言わんとさせるような代物にカチンときて、「あの時の人たちは、その先に平和があると信じていたんじゃないですか?そんな中にも命を奪うことはいけないって想っていた人もいたんじゃないですか?そういう人たちのことを棚に上げて、戦争は悪い、あんなことをしてはいけない、なんて一方的に言うのはおかしいんじゃないですか?」って教師に噛みついたことがあった(私は、昔から捻くれていたヤツです。たぶん、死んでも治りません、苦笑)
別に戦争を美化する気はなかったけど。。。。でも、そうやって生き抜いて、死んでいった人たちの心もちゃんと見たかった。
日常という生活もちゃんと見たかった。
その人たちが戦い、生き抜いてきてくれたから、私たちの命があることは、どんなことがあっても消えない事実だと思う。
だから、そのことを最大限に敬わずして、平和だの、なんだのって語っていいのだろうかって、学生ながらそんなことを思っていた。
確かに今覚えば「アジアに平和を」などというまやかしに踊らされ、取り返しのつかないとんでもない過ちを起こした時代だったと思う。
自国にしろ、近隣祖国にしろ、どれだけの血が流され、どれだけの人生を奪い、心を奪っていったか。
でも、そんな状況下でも、明日を信じて、命を燃やして生きていた人たちがいてくれたおかげで、今がある。
不条理だとは思うけど、、、それも紛れのない事実であり、その人たちの血が、今の自分たちの血の中に生きている事実は変わりない。
だからこそ、当時の人たち、一人ひとりの想いを余すことなく、しっかりと受け止め、しっかりと覚悟を決めて、生きていかなきゃってそう思う。
兵器を持つにしろ、持たないにしろ、なんにしろ、どんなことにしろ。
どこまで覚悟があるのかって。。。それだけ重たいことを、今を生きる私たちは背負っていけるのかって。。。。
だぶん、その覚悟を一人ひとりが決められた時、本当の意味での平和や幸せが産まれるんじゃないかって、そんなことを思っています。
自分には、その覚悟があるのかな。。。。。
15日は、終戦記念日。
本当の意味の平和って、何なのか、色々と感じてみたいとそう思います。
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- by Nipopo
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